【速報】Amazon EC2 Systems Manager を発表 #reinvent
昨日AWSウルトラクイズで優勝して浮かれている大栗です。
本日もre:Inventに参加しておりますが、Werner Vogels氏が話す2日目のKeynoteでEC2やオンプレミスサーバの管理を行う新サービスが発表されましたので、まとめてみます。
Amazon EC2 Systems Manager
機能
Amazon EC2 Systems Managerは新しいEC2やオンプレミスサーバを管理するサービスです。今まではSSM(Simple System Manager)というサービスがありましたが、SSMが持っているリモートコマンドの実行だけでなく、以下のような機能があります。
- コマンド実行
- EC2に対して様々なコマンドをリモートから実行できます。実行した内容はCloudTrailに記録されるため実行管理の監査も容易になります。既存のSSMの同等の機能のようです。
- 状態マネージャ
- アンチウィルスやファイアウォールの構成やアプリケーションの設定を一貫して管理することができます。
- インベントリ
- AWSのコンポーネントやネットワーク構成、OS詳細情報などを収集することができます。
- メンテナンスウィンドウ
- RDSやElasticacheのようにメンテナンスを行う時間帯を指定して実行することができます。
- パッチマネージャ(Coming Soon)
- Windowsで適用する対象のパッチを管理する事ができます。マネージドなWSUSといったところでしょうか。
- オートメーション
- AMIの更新処理などの一般的な保守作業を簡素化できます。
- パラメータストア
- DBのアクセス情報や管理者ログイン情報などの機密情報を保存することができます。
価格
Amazon EC2 Systems Managerは無料で利用できます。
まとめ
大きなシステムを運用するためには、ここのサーバを管理するために更に多くのサーバが必要となります。しかしAmazon EC2 Systems Managerを利用することで非機能要件で必要となる各種サーバが不要となり、本来やりたいサービスの開発に専念できるようになると思います。